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種類が多すぎて迷う、お墓のタイプ 《オレ流分類》

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 相続&葬儀・墓地のぶっちゃけ話   04 

墓参女性
そろそろお墓のことでも考えるか?
しかし、支配人は思うのです。
最近、墓地の種類が増えすぎて、
見れば見るほど混乱してしまう。
大事なのは、墓地を持つ目的とその方法。
自分にはどんな墓地が合うのか、目的と方法が
ピッタリ合う墓地の見つけ方を考えてみました。




 自分が死んだら、どんなお墓に入りたいか?
 いまのうちに考えておいたほうがいい問題だよなぁ――と、最近、支配人も遅ればせながら考えるようになりました。
 しかし、このお墓が、いま、ちょっとややこしいことになっています。種類が多すぎるというか、分類の仕方も混乱しているんですね。葬祭業者などが示している「墓地の種類」などを見ても、その分類方法には、一貫した「分類の基準」が見られません。
 墓地を分類するときに、その基準として考えるべきことには、次の3つの視点が必要になります。

 〈1〉運営母体による分類……公営か民営か寺院かなど。
 〈2〉だれを祀るかによる分類……「家」単位か「夫婦単位」か「個人」かなど。
 〈3〉供養の形式による分類……供養の主体やその期間による分類。


 ひとつひとつ見てみましょう。

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公か、民か?~運営・管理の母体による分類

 費用という面から考えるときには、もっとも注視すべき分類です。
 「墓地」は、だれが運営してもいい――というものではありません。
 墓地を作ったり、それを運営管理できるのは、都道府県や市町村などの「自治体」やその委託を受けた「公益法人」、または「宗教法人」に限られています。お墓を設置する場所も、都道府県や市町村によって「墓地」と認定された場所に限定されています。
 身内が亡くなったからといって、その遺骨を自宅の庭に埋めてお墓を建てるということは、できないんですね。なので、お墓は、どこかの墓地に建てるしかない。
 その墓地を運営している団体によって、墓地を分類すると、次の3種しかありません。

〈1〉公営墓地……都道府県、市町村やその委託を受けた公益法人が運営する墓地。
 費用が安い、宗教・宗派を問わず利用できる……などのメリットがありますが、募集数が少なく、申し込み資格に制限があるので、だれでも入れるというわけではありません。

〈2〉民営墓地……宗教法人などが運営する墓地で、宗教・宗派を問わず利用できる墓地。
 申し込み資格に制限がなく、宗教・宗派に関係なく利用できて、数も豊富ですが、費用が高く、交通の便がわるい場所にあることが多いのが難点です。

〈3〉寺院墓地……寺院の境内やその隣接地にあり、寺院が管理・運営する墓地。
 管理が行き届き、手厚く供養してもらえる安心感があり、立地条件にも恵まれていますが、檀家になることを求められる場合が多く、必然的に宗教・宗派が限定され、法事や寄付など、墓地管理以外の費用がかかる場合もあることを覚悟しなくてはなりません。

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個人か、一族か、集合か?~祀る単位による分類

 お墓に入るのがだれか――による分類ですが、こちらは、近頃の少子化など、家族構成の変化などによって、大きく事情が変わってきています。

〈1〉家墓 
 「○○家代々の墓」などの墓碑銘が刻まれる先祖代々のお墓。かつては「お墓」と言えば、このタイプを指すことが多かったのですが、いまは承継する子孫がいない場合も多く、すたれる傾向にあります。

〈2〉両家墓 
 長男長女同士、ひとりっ子同士などが結婚した場合、おたがいの両親などの墓を管理することの負担を減らすために、2家族を一緒に祀る形をとったお墓。墓石には、両家の姓を並べて刻むこともあり、「愛」「絆」などと刻する場合もあります。

〈3〉夫婦墓 
 承継者がいない、あるいはそれが期待できないという場合に、夫婦2人だけで入るお墓。承継が期待できないので、永代供養墓とする場合が多い。

〈4〉個人墓 
 あくまで、亡くなった個人ひとりだけを祀るお墓。単身のまま一生を終え、承継者もいないという場合、必然的にお墓は「個人墓」となりますが、個性的に生きた人(著名人など)が、自分の功績や人柄を示すような個性的な墓石や墓碑銘で、生きた証を残そうとする場合もあります。

〈5〉共同墓 
 名義を個人ではなく、企業や団体名にするなど、同じ目的や考えを持った人たちが、共同で入るお墓です。

〈6〉集合墓(合葬墓) 
 遺骨を不特定多数の人たちと一緒にして祀るお墓。「合葬墓」は、100人以上を一緒に葬る比較的規模の大きなものを言う場合が多く、「集合墓」は、10~20人程度の比較的小規模な集合を言う場合が多いようです。まったく身よりもなく亡くなった個人の場合は、「行旅死亡人」として市町村などの「無縁塚」に葬られますが、これも一種の合葬墓。また、最近増えている「永代供養墓」も、「合葬」の形をとっているところが少なくありません。いったん「合葬」されてしまうと、他人の遺骨と混じり合ってしまうので、二度と取り出すことができません。

男アイコン1
だれが、どう供養するか?~供養の形式による分類

 墓地には、管理が必要です。その管理をだれが、いつまで、どのようにやるか――によって、墓地のスタイルは変わってきます。先祖代々の「家墓」がある場合を除けば、現在、見られる墓地の供養スタイルは、以下の5タイプです。

〈1〉永代供養墓 
 お墓を承継する子孫がいないなどの場合に、寺院や墓地管理者が永代にわたって、供養・管理を行ってくれるお墓。遺骨を納める方法によって、「合葬墓」や「集合墓」だったり、個人や夫婦、家族単位で一基を守る「個別墓型」だったりします。「永代」と言っても、代々にわたって――というわけではなく、ある一定期間(三十三回忌など)が過ぎると、「個別墓」であっても他の遺骨と合葬されることが多いようです。運営母体は「宗教法人」なので、供養は、その宗派の様式にのっとって行われる場合が多いのですが、中には、「宗派を問わず」と謳っているところもあります。費用は、一体につき50~150万円ぐらいが目安。

〈2〉納骨堂 
 本来、「納骨堂」は、遺骨の一時保管場所として使う屋内施設のことを言うことが多かったのですが、最近は、「永代供養墓」との区別があいまいになりつつあります。「永代供養墓」とのいちばんの違いは、宗教的色彩が薄く、宗教・宗派を問わずに利用できるところが多い、ということでしょうか。「宗教法人」が運営する納骨堂は、都心の便利のいい場所にビル型として建てられることも多く、お墓そのものも省スペースが図られて、最近は、ロッカー型機械式などが登場しています。費用は、「永代供養墓」とほぼ同じです。

〈3〉樹木葬墓地 
 基本的には、遺骨を自然に還そうという「自然葬」の一種です。骨壺などは使わず、もちろん墓石なども置かず、遺骨を直接、土に埋めて、その上に樹木や花などを植えて、自然に土に還すという方法です。使用料は、ひとり30~100万ぐらいですが、その他に、管理費として年間8000~15000円程度が必要になります。承継者がいなくても、維持・管理は、基本的には運営者が行いますので、供養のスタイルとしては「永代供養墓」の一種と考えることもできます。ただし、墓地の場所は、人里離れた場所であることが多い――ということも、考慮に入れておく必要があります。

〈4〉散骨 
 最近、希望者が増えている「自然葬」の一種。遺骨を粉末状に砕いて遺灰にし、海などに撒いて、自然に還そうという葬送の方法です。ただし、散骨できるのは宇宙(ロケットで打ち上げる)に限定されており、山や土地に撒くことは、基本的に認められていません。「散骨」は、葬送の儀式のスタイルであり、「墓地を持たない」という考え方ですから、厳密に言うと、「墓地の種類」ではありません。費用は、どうやって撒くかによってさまざま。遺族が自分たちの手で散骨すれば、費用0ですみますが、業者に委託すれば、その費用は5万円ぐらいから。

〈5〉手元供養 
 こちらも墓地を持たない――という考え方のひとつ。遺骨の一部やそれを砕いて加工したりしたものを、手元に置いて供養しようというスタイルです。「ミニ骨壺」にしたり、「卓上墓石」にしたりして、室内に安置する場合もあれば、「ペンダント」に加工して身に着けるという場合もあり、そのスタイルはさまざま。費用も、1~10万円とリーズナブルなので、「散骨」などの葬送の形を選んだ人が、遺骨の一部をこういう形で室内に保管するケースもあり、これからは、墓地を持たない供養のスタイルとして、増えていくことが予想されます。

 墓地を新たに設けるという際には、以上の《運営母体》《だれを祀るか?=目的》《供養のスタイル=方法》という3つの条件を、それぞれに考慮して、自分にいちばん合った墓地の形を選ぶ必要があります。
 特に、「だれを祀るか?」という《目的》と「どう供養するか?」という《方法》が、うまく整合していないと、墓地はのちのち、継承する人たちの負担となってしまいます。
 どの目的にはどういう供養スタイルが合うか?――支配人・長住なりに考えてみた結果を表にしてみましたので、参考までにご覧ください。表中の「」は「よく合う」または「あり」、「×」は「合わない」または「そういう墓地は存在しない」、「」は「条件などにより判断が必要」を表しています。

「だれを祀るか?」と「どう供養するか?」で選ぶ墓地タイプ一覧
供養のスタイル墓地の目的=だれを祀るか?
家墓両家墓夫婦墓個人墓共同墓集合墓
永代供養墓
納骨堂××
樹木葬墓地×
散骨××××
手元供養××××


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Re: No title

私の生き方さま

いつも、コメントありがとうございます。
教会管理の墓地があるんですね。
全国的には、そういう墓地が承継者がいなくて、
「無縁化」する傾向があります。
いつまでも残るといいですね。

哲雄

No title

大変分かりやすい分類で、すごいなぁ、と思いました。

私の場合は、母方が、天草以来の代々のカトリック信者の家系・・・不肖の息子の私は、まあ、みなさんの家に仏壇があるのと同じような感覚で、特に信仰心はないのですが。

お墓は故郷の市営の墓地で、教会が管理しているところにあります。10年前、母が亡くなって2年ほど後に建てました。6年前父が入りました。で、去年、私以外に特に身寄りもなかった母の姉に当たる叔母が亡くなり、夏に納骨してきました。息子が、今年6月に出張のついでに墓参してくれて、父に「おばちゃん入るけど、じいちゃん、我慢してね~~」とお願いしたそうです(この二人、あまり、折り合いがよくなかった・・・ハハ)。

教会の墓地委員会に毎年2000円という格安の管理費です。叔母の名前をプレートに追加するのに5万円ほどかかりました。あと二人分くらいは入るので、私ども夫婦もいずれ、そこに入ります。

後はどうなるのか・・・多分、子どもたちの代までは、墓参などはするのでしょうが、そこから先は、誰も行かないことになるのでしょう。
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