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60過ぎたら、「元気ですよ」は自ら発信!

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 「晩友」&「コミュニティ」   09 

砂丘のふたり
「私は、元気で生きてますよ」という情報を
周囲の人間や友人たちに知らせる方法を、
みなさんは何か持っていますか?
60を過ぎると、そういう「安否情報」を、
自ら発信する工夫が大事になります。
そのために、いま、やっておくべきことは――?




 高齢化社会の中で増えている、単身高齢者の「孤独死」。
 それを防ぐためには、自分の「安否情報」を発信する工夫が必要。それには、単身高齢者が自ら実践すべき方法もあれば、周囲の人間が取り組むべき方法もあります。前回の記事「孤独死しないために、いま、考えておくべきこと」では、自ら実践できる方法として、各種「見守りサービス」を利用する話をしました。
 しかし、それには、けっして「安い」とは言えない費用もかかる。そんな余裕はないという人なら、単身高齢者が自ら、自分の「安否」を発信し続ける工夫が必要――と申し上げました。
 どうやって……?
 今回は、そんな話をしてみたいと思います。

カラス60過ぎての「年賀状」は、「生存証明」でもある

 私は、50代に突入してから、マメに年賀状を出すようにしました。60を過ぎてからは、その年賀状の中に「近況」という欄を設けて、「いま、何をしているか?」「健康状態」などを簡単に伝えるようにしました。
 それぐらいの年齢になると、ポツポツと、成人病を患ったり、そのために命を落とす友人が現れたりします。「オレはまだピンピンしているゾ」を伝えておかないと、「そう言えば、あいつ、どうしてるんだろう? 今年は年賀状も来てなかったけど、もしかして死んでるんじゃあるまいか?」などと思われかねないからです。
 しかし、年賀状で伝えられる「安否情報」は、年に1回。「孤独死」を防ぐ効果としては、はなはだ不足――というより、まったく役には立ちません。せいぜい、「消息不明」になることを防ぐ程度の効果しか期待できないだろうと思います。
 もう少し頻繁に、できれば日々、だれにもわかるように、自分の「安否」を発信できる工夫が、何かないものでしょうか?

カラス私が、毎日、「ブログ」を更新する理由

 支配人・長住は、自分が運営するブログを毎日更新して、トップページにその日の日付を記した記事を配するようにしています。
 友人や遠く離れたきょうだいたちには、私は、こう頼んでいます。

  もし、2日経っても日付が更新されてなかったら、
   何かあったな――と思ってほしい。


 彼らが、毎日、のぞいてくれているかどうかはわかりませんが、「安否情報」のひとつになるかな――とは思っています。
 スマホ派の人たちなら、安否確認用のアプリを利用するという方法もあります。
 「まもるゾウ-防災」「Life360」など、家族の「位置」や「安否」を、常時、確認できる無料アプリが用意されていますので、こういうアプリを利用して安否確認ができるようにしておくというのも、ひとつの知恵かもしれません。
 ただし、ブログにしても、安否確認アプリにしても、これらが「安否確認」の手段として効果を発揮するためには、マメな友人や親族がいることが条件。確認したいと思う側が意識的にアプローチしない限り、「何かあった」を察知することはできず、異変に気づかないまま、長い間、見過ごされてしまうということも、ないとは言えません。

カラス「元気な姿」を周りに見せる、ちょっとした工夫

 もし、体が自由に動かせる状態であれば、いちばんおすすめなのは、「実際に元気な姿を人に見せる」という方法です。
 それも、定期的に――です。
 定職に就いている人であれば、「職場」がその場所になります。ある日、あなたが何の連絡もなく、職場に姿を見せなければ、いやでも職場からあなたに連絡が入ります。場合によっては、職場のだれかがあなたの住まいに駆けつけてきて、ミステリーだと、そこで変わり果てたあなたの姿を発見――てなことになるわけです。
 しかし、退職して、ずっと自宅にいることになると、そうはいきません。職場以外に何か趣味のサークルに参加しているとか、何かの団体に属しているというのでなければ、あなたはだれにも姿を見られずに、日々を過ごすことになります。
 これでは、「孤独死」しても、だれにも発見されないままということになってしまいます。
 それを避けるためには、何かしら、あなたの姿を周囲の人たちに見せる「顔見せ」の工夫が必要になります。
 どうすればいいか?
 以下、私が日ごろ、心がけている工夫を、いくつかご紹介しておきましょう。

[1] 近所の住人とは顔見知りになり、会えばあいさつを交わしておく

 これはもう、基本中の基本です。「おはようございます」「こんにちは」とあいさつを交わすだけでなく、できれば、「天気いいですね」「寒いですね」などと、定番の「お天気」のあいさつを続け、さらに私の場合は、「こんな風の日に仕事に出るの、ちょっといやになっちゃいますね」などと、少しだけ「個人情報」を付け加えたりします。
 これだけで、相手には、「このジイさん、まだ仕事に出てるんだわ」という情報が伝わります。そこから、「どんな仕事してらっしゃるんですか?」⇒「駐輪場の管理の仕事をちょっとね。ま、こんな年寄りにできる仕事は、それくらいしかありませんから」⇒「そんなことないですよォ。いつもお元気にしてらっしゃるじゃないですか。どこも、お体わるいところないんですか?」⇒「医者には、ちょっと血圧が高いと言われてるんですけどね」……と、会話が発展する場合もあります。
 こういう話をしておくだけで、同じアパートの住人には、《〇号室の××さんは、駐輪場の仕事をしていて、少し血圧が高いらしい》という情報が伝わります。何か異変があったときに、こういう情報が活かされることも、あるいは期待できるかもしれません。

[2] 小さな仕事でも、機会があれば積極的に引き受ける

 体が動けるうちは、仕事をしよう。私は、そう決めています。とは言っても、65歳を過ぎた高齢者に、正社員の求人はまずありません。あっても、パートタイムの仕事ぐらい。私は、それでもいいと思っています。それでもいいのですが、「スポット」と呼ばれる派遣だけはやらない。なぜかと言うと、「スポット」と呼ばれる派遣は、一日限りの労力を寄せ集めるだけの仕組み。そこからは、人間関係も生まれない。もちろん、「安否情報」の交換ができるような関係も作れません。
 私の場合は、「シルバー人材センター」に登録しているのですが、そこから回ってきたのが、「放置自転車防止指導員」という仕事でした。この仕事は、7人で班を作って、ローテーションでいろんな駅の街角に立ち、放置された自転車に警告書を張ったり、放置しようとする人がいると、注意を促したりする仕事です。
 半年間、同じ班で仕事をしますから、同じ班のメンバーとは、自然におたがいの情報を知る関係ができ上がっていきます。そして、ここがいちばん肝心。仕事は7人中5人ひと組でこなすのですが、ひとりでも欠けると仕事ができなくなりますから、だれかが休んだりすると、「〇〇さん、何かあったのか?」と、リーダーが安否を確認することになります。
 どんな仕事でもいいのですが、私は、こうしてチームを組んで仕事をするということが、「安否情報」を発信し続けるためにはきわめて重要――と考えています。
 65歳過ぎての仕事は、「元気な自分」を発信するための手段でもある。私はそう考えて、

 〈1〉定期的に就労できる
 〈2〉いつも顔を合わせるメンバーがいる


 を重視して選ぶようにしています。

[3] 地域の集会やイベント、ボランティア活動には、極力、参加する

 「タテ型社会」に生きる男性は、「地域社会」という「ヨコ型社会」でコミュニケーションをとるのが苦手だ――と、前回、お話しました。しかし、この「苦手」は、少しずつでも克服しておかないと、いずれあなたは「孤立した高齢者」になってしまいます。
 もし、あなたの住まいが集合住宅で、管理組合や自治会が組織されているのであれば、その総会などには、極力、顔を出して、あいさつを交わしておく。戸建て住宅で町内会が結成されているのであれば、その寄合などにはつとめて出席するようにする。町内や団地などが催すイベントや、地域見回りの防犯活動などにも、進んで参加する。
 自治会や町内会がなくても、たとえば、近くの公園で、朝、ラジオ体操や太極拳をやっている人たちがいれば、その輪に自分も加わってみる――というだけでもいいと思います。
 こうして、自分の顔と名前を地域のコミュニティに売っておけば、「いつも顔を見せてくれるあのおじさん、最近、顔を見ないけど、どうしたのかしら?」と、心配ぐらいはしてくれるようになります。これが大事なんですね。
 ちなみに支配人・長住が居住するアパートには、自治会もなければ、町内会にも加入していませんが、私は、3棟並ぶアパートのゴミ集積場の整理と清掃を、自発的に手がけるようにしています。そうしていると、「いつもすみませんね」などと声をかけてくれる人も出てきます。そのうち、「お手伝いしましょうか?」と申し出てくれる人が出てきたりします。いまでは、同じアパートの居住者2名と協力し合って、ゴミ集積場を清掃するようになりました。
 こうして、集合住宅内で何かしらの協力関係ができ上がると、「〇号室の何してるかわからない人」という「孤立状態」からは、脱却できるかと思います。

[4] いつも「顔を見せる場所」を作っておく

 もうひとつ、私が日常生活の中で心がけていることがあります。それは、「出かける場所」を「ルーティン化」する――ということです。
 ちょっとした日常品を買いに出かける場所も、ちょいと一杯やりに行く場所も、意識的に、いつも同じ店を使うようにしています。
 筆者の友人の中には、こんな場所を「定位置」として確保している男もいます。

 ・いつも、だいたい同じ時間、碁会所で碁を打っている。
 ・いつも、図書館の同じ席で新聞を読んでいる。
 ・いつも、ゲーセンで同じゲーム機の前にいる。
 ・いつも、近くの川の同じ場所で釣り糸を垂れている。
 ・いつも、だいたい同じ時間帯に、同じコースを散歩したり走ったりしている。


 こういうルーティンを決めておくと、いつもそこで顔を合わせる「顔見知り」ができます。そのうち、あいさつを交わすようになり、そこから「晩友」が生まれることもあるかもしれません。
 そういう場所を決めておくと、「いつものあの人、きょうは顔を見せないな。何かあったのだろうか?」と、異変に気づいてもらうこともあるかもしれない。これもまた、「晩年」を「孤立」させないための工夫のひとつと言っていいでしょう。

               

 以上、自分の「安否情報」を自ら発信する方法をご紹介してみました。
 しかし、これらの方法が功を奏するのは、あくまで「どうしたんだろう、あの人?」と気づいてくれる「他者」がいて――の話。
 万が一の「孤独死」を防ぐ方法としては、やや、不確定要素が多すぎます。
 それならば――と、支配人・長住は、いま、頭の中で構想していることがあるのですが、それについては、次回、詳しくお話したいと思います。

支配人の近著です


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