「声かけ隊」結成するゾ!――の件について

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 「晩友」&「コミュニティ」   10 

砂丘のふたり 「ひとり暮らし」を続けている支配人・長住は、
常にある「不安」とともに日々を過ごしています。
もしある日、突然、倒れて、それをだれにも
気づいてもらえなかったら……という不安です。
そのまま行けば「孤独死」。
そんな不安を解消するためには、
何かしらの組織が必要。そこで――。




 支配人が居住する千葉県には、いくつか、巨大な団地が存在します。
 1959年に入居募集を開始し、全170棟・4839戸を擁する「常盤平団地」もそのひとつ。この団地も、他のUR団地同様、住民の「高齢化」という問題に直面しています。
 現在の高齢化率は、38.4%。住人2.6人に1人が高齢者という状況の中で、何件か、痛ましい出来事が報告されました。2001年には、69歳の男性が死後3年間放置されたまま、白骨死体となった状態で発見され、翌2002年には、50歳の男性がこたつに伏せたままの状態で、死後4カ月経って発見されました。
 こうした事態を憂慮した団地自治会や団地社会福祉協議会が、理事会で協議を重ねるなどして、3年後に「孤独死ゼロ作戦」を発表しました。
 基本コンセプトは、「人と人とのつながりを重視する」。そのために、自治会などが具体的に取り組んだことは、主に次の3つです。

千葉県「常盤平団地」~「孤独死ゼロ作戦」の取り組み

〈1〉あんしん登録カードの活用……65歳以上のひとり暮らしの高齢者に、身内の連絡先などを登録してもらい、不測の事態の際の連絡に役立てるようにしました。

〈2〉民生委員と協力して見守り活動を実施……自治会が民生委員と協力し合って定期的に家庭訪問を実施するなどの活動を行っています。

〈3〉いきいきサロンの運営……団地内に、住民のだれもが利用できる居場所として設置され、出会い・ふれあいを通して、地域の和づくりの拠点として活用されています。

 こうした常盤平団地の「孤独死ゼロ作戦」は、「NHKスペシャル」でも取り上げられ(2005年「ひとり団地の一室で」)、2006年には、その番組が「ABU賞最優秀賞」を受賞するなどして、世界中に日本での「孤独死」問題を知らしめることとなりました。

カラス毎日、電話をかけてくれる人がいれば……

 常盤平の場合は、団地の自治会という組織がしっかりしていたので、「見守り活動」などを開始して、「孤独死」をなくそう――というモチベーションを、実際の活動に結びつけることができました。しかし、そういう組織を持たない戸建て住宅やアパートに住む「単身高齢者」の場合は、そうした組織の活動によって救われるということは、まず、期待できません。
 毎年約3万人が、だれにも気づかれることなく「孤独死」してしまう――という日本の高齢化社会。

  これは、どげんかせんといかん!

 と、強く思う支配人・長住でありますが、組織を持たない私ひとりの力で何ができるかというと、ほとんど何もできないに等しい。
 しかし、「元気ですか?」と声をかけることぐらいはできます。実際にお宅を訪問するなんてことは、体力的にも、労力的にも、地理的にもムリですが、せめて、

 「元気ですか?」と電話を一本かける。それも毎日。

 これだったら、自分にもできるのではないか。
 全国のひとり暮らしの高齢者は、およそ600万人。その全員に声かけるなんてことは、私ひとりではできません。しかし――と、不肖・長住は、机上の空論をめぐらせてみました。実を言うと、好きなのです、「机上の空論」が。

同じ「単身高齢者(別に単身でなくてもいいと思いますが)」の30人に1人が、
「声をかける」役割を引き受ければ、
1人当たり20人に声をかけるだけで、
ひとり暮らしの高齢者全員をカバーすることができるのではないか?

 よし、これだ!
 そこで思いついたプランが、これです。

カラス「声かけ隊」結成すべし!

 「声かけ隊」の使命は、たったひとつ。
 「声」をかけてくれる人がだれもいない「ひとり暮らしの高齢者」に、毎日、電話をかけて、「元気ですか?」「異状はありませんか?」と安否確認を行う。
 そして、もし2日間、連絡が取れない状態が続いたら、その旨を、本人が指定した「緊急連絡先」、集合住宅であれば、その管理会社などに通報して、安否を確認してもらう。
 ただ、これだけです。
 そのために必要な「個人情報」を、本人の了解を得た上で、あらかじめ提供してもらう必要がありますが、必要な情報は、以下の5点です。

〈1〉本人の住所・氏名、年齢。安否掲示板に掲載するためのニックネーム。
〈2〉安否確認用の電話番号(固定電話または携帯電話、またはその双方)。
〈3〉緊急時に連絡できる親族・親類などの連絡先。
〈4〉集合住宅であれば、その管理会社の連絡先。
〈5〉所轄の警察署。わかれば、その連絡先。

 以上の情報をもとに、「声かけ隊員」は、毎日、希望のあった「単身高齢者」に電話をかけ、その安否を確認して、その結果を「安否掲示板」に掲載(毎日更新)します。掲示板は、次のような形式にする予定です。

「声かけ」中の単身高齢者安否情報(サンプル)
呼び名居住地年齢安否近況メモ
哲ジイ千葉県70元気コンビニでレジのバイト、始めました。
谷間の百合東京都68そこそこ元気久々に高校時代の友人たちと会食。
草々山口県66元気庭の草取りで、やや腰が重い2、3日です。

 こんな掲示板はなくてもいいのですが、あれば、「ひとり暮らし高齢者」の励みになるのではないか、あるいは、「ニックネーム」を知らされている関係者がその安否を間接的に確認できるツールとなるのでないか、ゆくゆくは、「ひとりモン」同士がコミュニケーションをとるツールとしても活用できるのではないか(当初はムリ)――などと考え、設置してみようか――と、思い立ったわけです。
 こうした掲示板が、「声かけ隊員」1人につき、20人分、30人分と作られ、その「声かけ隊員」が10人、100人、1000人……と増えていけば、やがて、この日本の社会から、「孤独死」なんていう悲しい言葉は、消えてなくなるのではないか――などと、机上の空論をめぐらす夢想家・長住。
 「何を寝言みたいなことを言ってるんだ」と笑わば笑え、です。とりあえず、だれも何もしないよりはまし。支配人・長住は、「まず隗より始めよ!」と決意を固めた次第であります。

カラス「声かけ」には、コストもかかる

 ところで、こうした「声かけ作業」は、ボランティアでやってもいいのですが、それだと、電話代の負担が大きい。それに、1人あたり3分間としても、それにかける時間と労力の負担が大きい。バイトも削らなければならないかもしれません。それでは続かないかもしれないなぁ――と、貧乏人・長住は思うのです。
 1回、電話をかける労力によって失うバイト代などの収入は、仮に時給800円と考えたとしても、3分間で40円ほどになります。
 これに「+電話代」がかかります。支配人は携帯を使いませんから、固定電話への電話だと「3分以内=約10円」。携帯電話への電話だと、「60秒以内で約20円」、「3分間だと約60円」の電話代がかかります。
 「労力+電話代」として、これくらいの費用はいただいてもよろしいのではないか――と、現在、長住が考えているプランは、下記のごとくです。

●固定電話3分以内コース……1回分50円、1カ月1500円
●携帯電話60秒以内コース……1回分60円、1カ月1800円
●携帯電話3分以内コース……1回分100円、1カ月3000円

 フム……。これならリーズナブルである!
 民間の「見守りサービス」よりは、はるかに安価に、そして人間的に、安否確認ができるのではないか?
 というわけで、とりあえず、支配人は行動を起こしてみることにしました。
 もし、「声をかけてほしい」と思う方がいらっしゃいましたら、下記のメールフォームよりお知らせください。折り返し、メールにてご連絡させていただきます。

 「声かけ」ご希望の方はこちらから。

 以上、本日は、「声かけ隊」結成の決意表明とそのお知らせでした。

支配人の近著です

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