スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「タワーマンション」は「終の棲家」になるか?

バナー小

 「終の棲家」を求めて   01 

水車小屋
「老後」を悠々自適に過ごしたい――と、
都心にマンションを買い求める人たちに、
「タワーマンション」が人気なのだそうです。
しかし、ちょっと待った! です。
はたしてそんなマンションが「終の棲家」に
なり得るのか? 疑問の声が挙がっています。




 都心にマンションでも買って、老後を悠々自適に過ごそうか――と考えている人もいるかもしれません。
 筆者もそろそろ、その域にさしかかってはいるのですが、なにせ貧乏暮らしゆえ、マンションを買うなんて発想は、とてもとても……です。
 ところが――。
 しばしばニュースでも取り上げられたりもしていますが、都心に次々に建てられるタワーマンションが、たちまち完売になったりしているというではありませんか。しかも、価格の高い高層階から順に……というのです。
 これは、いったい、どういうこと? と筆者は思いました。
 というのも、それは、私たちが目にし、耳にしている住宅業界の現実とは、あまりにかけ離れている――と感じられるからです。

カラス40%が「空室」になる25年後の日本

 日本の住宅は、簡単に言うと、「供給過剰」の状態に陥っています。その結果、増え続けているのが「空室」です。
 賃貸物件で、2010年には、日本全体で23.07%が空室という状態。新築物件でも、現在20%程度が空室で、野村総合研究所のレポートによれば、2040年には、それが40%程度にまで上昇する――と予想されています。
 それはそうでしょう。
 日本の人口は、すでに減少に転じていて、2016年6月1日現在の推計値は、1億2696万人(総務省発表)。これが、2030年以降は毎年100万ずつ減り続け、2060年には8700万人になると予測されています。

高層マンション もはや、止めようもない「人口減少」。にもかかわらず、不自然なことに、住宅着工件数は増え続けているんですね。
 なぜだ! と言いたくなる現象ですが、ディベロッパーはマンションを造り続けるしかない。売れようが、売れ残ろうが――です。
 現在、新たに着工されるマンションは、その9割が「空室状態」のまま竣工され、出来上がっても完売できずに、1年以上、販売を続けているマンションがゴロゴロあると言われています。
 そんな状態であるにもかかわらず、ピカピカのタワーマンションなどが売り出されると、「資産になるから」と買いに走る人たちがいます。
 はたして、そうなのか?
 専門家たちからは、疑問の声が上がっています。

カラスタワーマンションは、巨大な「民泊」施設になる…?

 ズバリ申し上げると、投資目的でマンションを購入するなんていうのは、愚かだ――と、筆者は思っています。
 仮に、居住目的で購入するとしても、そこは、はたして購入者が願うような「終の棲家」になるのか?
 それもムリだろう――と、筆者は思っています。
 実は、あまり公にはされてないことですが、投資目的で新築のタワーマンションなどを購入する人たちの3割は、外国人投資家です。その多くは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで価格が高騰することをネラっての投資だと思われています。
 買っているのは、中国や東南アジアの富裕層。彼らの目的は、転売による譲渡益の取得ですが、少しでも利益を上げたい彼らは、手にした区分所有権を利用して、その部屋を「民泊」として活用することを考えていたりします。
 マンションを「民泊」として利用することについては、これまで、さまざまな規制が存在しましたが、政府与党は、今年度中に、その規制を緩和する法案を国会通過させようとしています。
 すると、どうなるか?
 静かで心地いい老後を――と求めて購入した都心のマンションが、日替わりで知らない外国人が出入りする、騒がしく、無秩序な、住空間になってしまいます。
 それは、果たして、「終の棲家」としてふさわしい環境と言えるか?
 私は、「NO」だと思います。

カラス懸念される東京五輪後のマンション崩壊

 マンション過剰供給時代には、さらに恐ろしいシナリオが待ち構えています。
 それは、2020年を境に懸念されている「マンション価格の暴落」です。
 せっかくローンを組んで購入したマンションの売却価格が暴落し、購入価格の2分の1、3分の1の価格でしか売れない。マンションを購入した人たちの大部分が「オーバーローン」に陥り、ローンの返済が滞って、やがては、債務整理へ、自己破産へと向かわざるを得なくなる。
 そんな事態に陥ったマンションは、所有権だけは存在するが、人の姿が見えない、それが外国人であれば、連絡もとれない――という「ゴースト状態」になってしまいます。
 専門家たちは、口々に、その危険性に警鐘を鳴らしているのですが、「いまがよければそれでいい」としか考えていないように見えるアベノミクスの推進者たちは、「住宅着工数」の上昇を、「これもアベノミクスの成果」とばかりに、破滅への道を突き進もうとしています。
 筆者は、暗澹とした気分になってしまいます。

カラスタワーマンションは、「終の棲家」になれない!

 私は、こう思っています。

 「終の棲家」というのは、住民同士が会えば言葉を交わし合い、
 何かあれば協力し合う――という関係が築かれてこそ、
 そういうコミュニティが形成されてこそ、
 「終の棲家」となり得る。


 少なくとも、投資目的の外国人などが群がるタワーマンションが「終の棲家」となれるかと言うと、答えは「NO」なのです。
 それにみなさん、どうか忘れないでいただきたい。
 これから、収入がどう変化していくかわからない「流動的」な時代にあって、「住宅ローン」は「固定費」として、あなたの肩に重くのしかかってきます。

 収入は流動的だが、ローンは固定。

 ムリにローンを組んでマンションを購入すれば、あなたの一生は、ローンに食いつぶされてしまいます。
 そんな一生でいいのですか?
 私は、心底、それを憂えています。

   「『終の棲家』を求めて」目次ページへ    トップページに戻る 

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 住宅・不動産
ジャンル : ライフ

コメントの投稿

非公開コメント

本日までのご来場者数
数あるclubのなかから当clubにご訪問いただき、ありがとうございます。

現在の閲覧者数:
Editing Staff
ピアノ

       編集スタッフ     

編集長 長住哲雄……主に実用書を手がけるエッセイスト&編集者。
通信員
・大北皓――西日本担当
・永沼千恵――北日本担当

         画像協力    

写真をお借りしました
・写真素材・足成
・フリー素材のpro.foto
イラストをお借りしました
・無料イラスト素材集【素材Good】
・無料イラスト配布マンガトップ

Thanks for Co-operating
当ブログの取材・編集にご協力をいただいた企業・団体、本ブログの考え方を理解して、支援してくださる企業・団体のみなさまです。ありがとうございます。

ビーグル

   仲間が見つかるコミュニティ   
★「ご縁カフェ・まつばR」

★「昼カラオケ 居酒屋みんと」

《PR》

お気に入りリンク集
訪問者はどちらから?
最新コメント
月別アーカイブ
お問合せ・投稿はこちらから
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。